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2026年5月28日
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新茶の甘みを決めるテアニンと渋みのカテキン
毎年5月の八十八夜を過ぎる頃に店頭に並ぶ新茶は、一年で最も美味しくて栄養価が高いお茶として古くから珍重されてきました。その極上の旨味と甘みを最大限に引き出すための最大の鍵を握っているのが、お茶を淹れる際のお湯の温度です。茶葉には数多くの化学成分が含まれていますが、味の決め手となるのは主に3つの成分です。
それは旨味と甘みの成分であるアミノ酸の一種「テアニン」、渋みの成分である「カテキン」、そして苦みの成分である「カフェイン」です。これら3つの成分は、お湯の温度によって溶け出すスピードが全く異なります。旨味成分であるテアニンは、50度から70度くらいの比較的低い温度でもしっかりと水に溶け出すという優れた特徴を持っています。
一方で、渋み成分のカテキンや苦み成分のカフェインは、80度を超える高温のお湯になると急激に大量に溶け出してしまいます。つまり、沸騰した熱湯をそのまま急須に注いでしまうと、強烈な渋みと苦みが一気に抽出され、せっかくのテアニンの上品な甘みが完全に覆い隠されて台無しになってしまうのです。新茶が持つ本来の豊かな旨味だけを純粋に味わうためには、お湯の温度を70度前後までしっかりと冷ましてから淹れるという、科学的な温度管理が絶対に欠かせない必須のテクニックとなります。

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