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2026年7月18日
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団扇の歴史と虫や悪霊をはらう不思議な力
日本の暑い夏をのりきるための道具として、昔から親しまれてきたのが団扇です。丸い形に持ち手がついたその姿は、お祭りや花火大会の風景に欠かせないものとなっています。しかし、その始まりは風を起こして涼むための道具ではありませんでした。遠い昔、団扇は虫をはらったり、目に見えない悪霊を追い払ったりするための神聖な道具として使われていたのです。
団扇が日本に伝わったのは、今から千年以上前の飛鳥時代や奈良時代のことだと言われています。当時は葉っぱや動物の毛で作られており、身分の高い人だけが顔をかくしたり、儀式の時に使ったりする特別なものでした。時代が進み、室町時代になると竹と和紙を使った現在の形に近いものが作られるようになりました。
江戸時代に入ると、団扇は一般の人々の生活にも広まり、夏の暑さをやわらげるための道具として定着しました。紙の表面に美しい絵や人気のある役者の顔が描かれるようになり、ただの道具ではなく、目で見て楽しむ芸術品としての役割も持つようになったのです。団扇であおぐ自然の風は、今も昔も変わらず日本人の生活に優しく寄りそってくれるのです。

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