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2026年6月23日
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闘争本能を呼び覚ます交感神経と口の渇きの関係
大勢の人の前でスピーチをする時や大切な試験の直前など、心臓がドキドキして口の中がカラカラに乾いてしまった経験は誰にでもあるはずです。水分を摂ってもすぐに乾いてしまうこの現象は、単なる気のせいではなく、私たちの体を無意識のうちにコントロールしている自律神経の働きによって引き起こされる立派な生理現象なのです。自律神経には、体を活発に動かすための交感神経と、リラックスして体を休ませるための副交感神経という相反する二つの種類が存在します。
私たちが極度の緊張状態や強いストレスに陥ると、脳はそれを生きるか死ぬかの危険な緊急事態であると錯覚してしまいます。すると、瞬時に交感神経のスイッチが強くオンに入り、全身の筋肉や脳に血液を集めて戦うか逃げるかの準備を強制的に整え始めます。この時、生命を維持する行動に直接関係のない胃腸などの消化器官の働きは一時的にストップさせられてしまいます。
唾液を出すための唾液腺も消化器官の仲間であるため、交感神経が優位になると唾液全体の分泌量がガクッと減らされてしまいます。そのため、口の中を潤すための水分が決定的に不足して、舌が上顎に張り付くような強い渇きを感じることになるのです。緊張による口の渇きは、あなたの体が非常事態に全力で立ち向かおうとしている頼もしいサインでもあると言えます。

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