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2026年6月7日
本日のタイピング練習問題5

神秘的な静寂に包まれた神の降り立つ地である明神池
河童橋での賑やかな休憩を終えた私たちは、さらに上高地の奥深くを目指して梓川の右岸を歩き始めた。目的は、河童橋から約1時間ほどトレッキングをした場所にある明神池である。観光客で溢れかえっていた河童橋周辺とは打って変わり、明神へと向かう森の道はすれ違う人も次第に少なくなり、自然の静けさが一段と深まっていく。クマザサの生い茂る道を抜け、穂高神社奥宮の厳かな鳥居をくぐり抜けると、ついにその神聖な池が静かに姿を現した。明神池は、一之池と二之池の大小二つの水面からなるひょうたん型の美しい池である。
周囲を鬱蒼とした深い針葉樹林に囲まれ、池の畔には巨大な奇岩がゴロゴロと転がっている。周囲の風が完全に遮られているため、水面はまるで磨かれた鏡のようにピタリと静まり返り、背後にそびえる明神岳の険しい山肌を見事に逆さに映し出していた。河童橋からの景色が明るくダイナミックな動の絶景だとすれば、この明神池は底知れぬ神秘的な静の絶景である。古くから神降地と呼ばれ、神々が降り立つ神聖な場所として崇められてきた理由が、この張り詰めた空気感から痛いほどに伝わってきた。友人と並んで静寂の水面を眺めながら、自分たちの心の中までが波一つない状態に浄化されていくのを感じた。この奥深い景色こそが上高地の本当の魅力なのだと確信した。

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