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2026年5月28日
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新茶の繊細な風味を左右する軟水と硬水の違い
最高のお茶を淹れるためには、高級な茶葉の準備やお湯の温度管理だけでなく、ベースとなるお水そのものの水質にもしっかりとこだわる必要があります。水にはミネラル分であるカルシウムとマグネシウムの含有量によって「軟水」と「硬水」という明確な科学的分類が存在します。結論から言うと、日本の新茶が持つ繊細で上品な旨味を引き出すためには、圧倒的に軟水が適しています。
ヨーロッパなどの輸入ミネラルウォーターに多い硬水を使って日本茶を淹れると、水に含まれる豊富なカルシウムがお茶の成分と化学反応を起こしてしまいます。その結果、水色が黒ずんで濁ってしまい、さらにミネラル成分がお茶のテアニンの抽出を物理的に邪魔するため、せっかくの豊かな香りや旨味がぼやけて非常に薄い印象になってしまうのです。
日本の水道水は全国的にほぼ軟水に分類されるため、基本的には日本茶を美味しく淹れる条件をクリアしています。ただし、水道水には殺菌のための塩素が含まれており、カルキ臭と呼ばれる独特の匂いが新茶の爽やかな香りを台無しにしてしまいます。水道水を使う場合は、ヤカンで沸騰させてからフタを開けて3分から5分ほど弱火で煮沸し続け、塩素を完全に飛ばすことが絶対条件となります。

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